![]() 東京スポーツ |
〜お取り寄せ品評会・記事抜粋〜 《到れり尽くせり》 そろそろ温かい鍋が恋しくなる季節だ。どうせなら思いっきり奮発してフグちりなんぞいいですかね。ふぐといえば値段も高級だが、味も飛び切りと 言われているトラフグ。淡泊な中にも独特のうまみを発揮するフグの王様。コラーゲンたっぷりで肌にもいいんだよね。 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 早速、本場・下関から“これぞ本物”という逸品を取り寄せた。ふく料理の名店として知られる「旬楽館」の“とらふくちりセット”である。 2〜3人前なのに、届いた発砲スチロールの大きいこと。ふたを開けて納得だ。切り身からアラまでブツ切りにされたトラフグがパックに入ってデン。白菜、長ネギ、シイタケ、エノキ、青菜、人参といった野菜のほか、葛も添えられている。 もみじおろしに小口切りにされた小ネギの薬味もあって、すぐにフグちり鍋が楽しめる。極めつきは瓶入りポン酢に、ダシ用の昆布だ。橙は1個丸ごととはキメ細かい。 《フグのだしが効いた深い味わい》 箱の中には“ふくちり鍋の調理法”なるパンフレットも同封されているから、作り方は心配ない。 土鍋に水と昆布を入れてダシをとる。?沸騰してきたら昆布を取り出しアラと身を入れる。?煮立ってきたらアクをしっかり取る。 受け皿にポン酢を注ぎ、赤(もみじ)おろし、小ネギも加えてスタンバイ。フグの1片をタレに付けてありがた〜くゴクリ!白身魚ならではの気品漂う味だ。最初は濃いめと感じた橙入りのポン酢も、ハシを進めるごとに後を引く。アラから出たダシがつゆ全体に濃厚な風味を添える。 骨の間にもびっしり身が詰まり、舌でしゃぶるのももどかしい。2〜3人前とあるがトラフグの量は十分。野菜を加え、鍋に旨味が増したようだ。 《仕上げの雑炊にしびれる》 白菜も葛も口の中でとろける。滋味に富んだシイタケ、甘い長ネギ、すべてたいらげた後は雑炊。ご飯を足して、サッと卵でとじれば出来上がり。 これだよ、これ。イタリアのリゾットも、韓国のビビンバも、スペインのパエリアもフグ雑炊の前にはひざまずくしかないだろう。なるほど“福”を呼ぶ鍋なのか もしれない。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||